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企業経営と同じように
生き方にも原理原則がある |

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NPO法人ライフマネジメントセンター理事長
佐 藤 安 太
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私は、株式会社タカラの創業者として、一世を風靡した「だっこちゃん」を始め、「リカちゃん人形」「チョロQ」「人生ゲーム」等々のヒット商品を作ってきました。
社長の時代に、どのように自己研鑽すれば「人間力」が磨けるのか、「人間の器量」を大きくできるのかを自問自答していましたが、日々の売り上げや利益の確保という目先の仕事に追われて、納得のいく解答は得られませんでした。
人間の生き方というと「哲学」になります。そこで私は、自分自身に鞭打って、哲学の世界に足を踏み入れました。終戦後の日本の若者を魅了したマルクス・レーニン思想を突破口に、だんだんと原点をさぐっていくうちに、哲学の魅力にとりつかれ、今から2500年も昔の古代ギリシャ時代にまで遡ってしまったのです。ソクラテス、プラトン、アリストテレスという哲人の教えに接し、その壮大で緻密な体系に驚嘆しました。
なかでもアリストテレスは、物事の本質を見極めるには、ただ全体を眺めていてもダメで、物事を要素ごとに分解し、それぞれの関連性を明らかにすることの重要性を教えています。さらに、物事を目に見える有形の「形而下の世界」と、無形の「形而上の世界」に分割して、あらゆる事象の背後にある真の「本質」、「根本原理」を知ることの大切さをも教えています。
私は、経営トップとして、経営を要素ごとに分解し、どの部分が優れていて、どの部分が劣っているか、どこを強化するかを分析し、それらを総合して経営全体の戦略を立案することを長年、実行してきました。
アリストテレスに出会った私は、この経営手法を参考にして人生を分解して考察できないものかと、思いをめぐらしました。経営に「経営計画」があるように、人生にも「人生計画」が必要ではないか、つまり「人生経営」が必要なのではないか、と。そして、立派な人生を送るためには、「7つの教養」の面と「5つの心」の面で目標を設定し、計画を立て、日々実行していくことが必要であり、効果があるという考えに行き着いたのです。それが人生の成功につながる「セルフコーチング自己実現法」(「7育5心3V法」)です。
私がこの方法を30年前に分かっていたら、経営も人生も全く違った道を歩んでいたものと思います。私の場合、社長を退任してからそれが分かったというのは、少々、残念な気もします。しかし、これから自分をさがし、自分をつくる旅に向かう人々が、「生き方」「働き方」「学び方」を探求するうえで、少しでもお役に立てれば嬉しく思います。
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大正13年、福島県いわき市生まれ。
昭和20年、米沢高専(現山形大学工学部)卒業。
昭和28年、タカラの前身である佐藤ビニール工業所を設立。
昭和35年、に「だっこちゃん人形」、その後「リカちゃん人形」 「チョロQ」などのヒット商品を次々に発売。
平成13年にタカラ会長を退任後、NPO法人ライフマネジメントセンターを設立し理事長に。
福島県しゃくなげ大使、勲四等旭日小受賞。
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